1 Jun 2011

サマータイムの誤解

NHKを観ていたら、夏の節電対策で今日から始業・就業時間を早める「サマータイム」開始した企業が紹介されていた。
そして従業員から「弁当作りのため5時前に起きなくてはならない」「眠い」「腹が減る」といったか声が出ていた。
また、「サマータイム」のメリットとして、4時に終わって早く帰れるので「アフター4」が充実するという話だった。家族とゆっくり過ごせる、英会話学校へ通える、ランニングできる、ゆっくり酒を飲める等々の声も。
しかしこれはサマータイムではない。サマータイムは勤務時間を早めるものではなく、時計自体が1時間早まるもの。生活時間、勤務時間は変わらない。
勤務が早く終わるからといって色々活動して従来と同じ時間に寝ていたらそれこそ疲れてしまうし、そもそも節電にならないではないか。
日本のような高温多湿の国こそ、時計を早める本当の意味のサマータイムを最も必要とする国であり、反対論の根拠「残業が増える」「疲れる」等は、今日から始まったような時計を変えずに生活時間を早めることを「サマータイム」と考える誤解に基づくものではないかと思っていた。
今節電のために行うべきことは、時計を早め、涼しいうちに活動を始め早く寝る本来の世界標準のサマータイムである。

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